三津石智巳

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勝負論感想その4

梅原大吾氏の勝負論を 読み終わった 最後にまとめの感想を書きたい

成人発達理論の いくつかの参考書と比較しても遜色ないほど 理論と 経験に富んだ本であった

他の感想文の中でも何度も触れているが 個人の成長と組織の成長の間にはまた違った 考え方や仕組みが必要だというのが一番の発見である

組織発達理論の 一番難しいところは 組織の中に様々な発達段階の人が 混在しており 一つの方法で全員を成長させることは難しいということが挙げられる

それゆえに 一人一人にあった オーダーメイドの方法で成長させるプログラムが 組織の中に埋め込まれなければならない それが私が言うところのプロジェクトを通じた成長なのである

組織の成長という観点で今私が最も頼りにしているのはエクストリームプログラミングの本だ この本の中の 価値の一つが人間性 であり人間性の一つとして成長が挙げられている 私個人としては この成長というところにフォーカスしている感じだ

他に学んだこととして バランスというのは必ずしも半々ではないということを学んだ 様々な局面で バランス をさせることは大事と言われるが 私はなんとなくバランスを半々の意味て 理解することが多かったように思う バランスというのはあくまでも ひとつの価値に基づいて一見すると相反するプラクティスを それぞれの場面で 適宜取り組んでいくということなのだ

私にとって日記を書くというこのプラクティスは とても質が低いように見えるかもしれないが私自身にとって今最も重要なプラクティスなのである

私は図書館情報学を学ぶ ときめた頃から 常に 周囲の人をどう変容させるかということに興味を持ち続けている これはおそらくこの先も変わらないだろう 周囲を変容させることでその組織集団が 成し遂げたいことを成し遂げられるようにする これが今も昔も変わらぬ価値観である 技術もしくはソフトウェア領域を選んだのは タイムスパンの問題 である 長くても 2年か3年 そういった時間軸の中で周囲を変容させていく ということに興味を持っている