三津石智巳

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Books I'm reading 📚 ダーウィンの呪い


本書は本書で面白いのだが、著者の記事における下記引用が私としてはしっくり来ました。

最近のゲノム科学や理論研究が示した答えは次のようなものだ。

 

集団レベルの性質ならば、多様でかつ現在の環境下では生存率の向上にあまり貢献していない「今は役に立たない」遺伝的変異を多くもつことである。個体レベルの性質なら、ゲノム中に同じ遺伝子が重複してできた重複遺伝子を数多く含むこと、複雑で余剰の多い遺伝子制御ネットワークをもつことである。

 

要するに、常に変化する環境に適応し易い生物の性質とは、非効率で無駄が多いことなのである。これはたとえば、行き過ぎた効率化のため冗長性が失われた社会が、予期せぬ災害や疫病流行に対応できないことと似ている。

https://gendai.media/articles/-/120420?page=3

冗長化、レジリエンシー、BCPあたりの現在価値を算出するところが落とし所になるのではないか。