三津石智巳

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【感想】働かないアリに意義がある


著者追いで見つけた本。

進化の大原則のもとに集団をつくって生きる社会性生物たちは、集団全体の効率を高めるように進化してきており、人間からは無慈悲に見えるような行動原則もそれが合理的なら採用しているのです。
p. 40

人間はよほど合理的でないというのは面白い。

反応閾値に個体差があると、必要な仕事に必要な数のワーカーを臨機応変に動員することができるのです。
p. 59

scaleableなシステムに応用できそう。

働かないアリとは、(…)自分の利益だけを追求する裏切り者ではなく、「働きたいのに働けない」存在である
p. 78

本気を出してないだけというやつか。

人間と違って管理者がいないにもかかわらず、コロニー内に様々な「腰の軽さ」の個体が分散していることによって、その時必要な仕事量に対して機動的に必要十分なリソースが割り当てられるようになっているというところが美しい。完全自律分散のオートスケーリングが実現されているということか。