この本はどこで知ったんだっけな。多分新聞書評。
「SDGsとは何か?」
この質問に対して、筆者は
「SDGsは未来の世界の形だ」
と答えることにしている。p. 1
なるほど。「共通善」との関係は何なのだろう。
SDGsでは、従来国際レジームのなかで考えられていたような、国内でSDGs実現に向けた政策を実施する際の寄り処となるようなルールが、国際的に定められているわけではない。
p. 11
常識が常識的に実践されていることは少ないという感じだ。
目標によるグローバルガバナンスが、これほどまでに包括的に行われたことはこれまでにない。
p. 12
ひょっとして目標による管理の歴史や根拠が書かれていたら嬉しい。
知らなかった。面白い。
I've found Sustainable Development Report 2020. Japan is ranked 17th. Points were reduced for SDG10, "Eliminate inequality among people and countries". https://t.co/3B6rdigVpI
— Mitsuishi Tomomi 三津石智巳 (@tlila) 2021年1月22日
17目標はむしろ、目標達成を目指す取り組みの「入口」が17個あると考えるほうがよい。17個もの異なる入口があれば、少なくともそのどれか一つは取り組みのきっかけになるだろう。
大事なのは、どの側面から入ったとしても、何らかの取り組みを進めようと思えばその活動が他の目標にも関連することになり、結果として総合的視点から取り組みをすすめる必要が出てくる、という点である。
p. 30
この考え方は思いつかなかった!コンピテンシーにも同じことが言える。
SDGs策定プロセスの最大の効果は…多分に偶然のタイミングがなせる業でもあった。
p. 55
非常に面白い。
人間の歴史をみると、行動したところで世界は変わらない。行動しても99.9%は失敗すると理解しながらも、それでも行動しなければ何も変わらないと信じて世界を変えようという人がいたので、人間の社会は進化したのです。すべて結果論。行動しないと世界は変わらないので、自分が正しいと思うことをやりつづければそれでいいのだと思います。
https://nakamaaru.asahi.com/article/12449025
を思い出した。
環境と開発を包括するというのは、品質とスケジュールみたいな。会社の利益と従業員の幸せみたいな。
総じてSDGsについて学んでいくのは私にとって非常に大事であると感じた。