This book tells you how to protect yourself from hustle culture.
端的には、新自由主義社会においては、遊びというものが直接的な生産に結びつかないゆえに、遊びは邪魔なものと見なされる傾向があります。
p. 55
であればこそ、逆に仕事を遊びにするという考えが必要なのでは?
最初に極論を言おう。
ビジネスで成功するかどうかの鍵は、結局のところ、仕事を人生最大の遊びにできるかどうかだ。
p. 67
(…)
人間が様々な狩りの手法を発達させたのも、火の使い方を学んできたのも、驚くほど多様な道具を発明したのも、世界中で独自の文化を発達させることができたのも、こういう脳の性質があったからこそだと思う。
p. 69
(…)
大きな目標を掲げるのはとても大切なことだけれど、それだけに心を奪われていると、人間はどうしても目先の小さな仕事を軽視してしまう。
p. 94
I feel "entrepreneurship" defined by Mickey is somewhat different from the definition of Byung-Chul Han.
ハンは、観相的な生を送るために必要なのは、「否定の力」であると述べています。
(…)
否定の力というのは、「〜できない」という無能感を伴うものではなく、「あえて〜しない」という形態を取ります。言い換えれば、自分の意志で行動の取捨ができる力のことを指します。
p. 100
今まで腹落ちしていなかった出口治明氏の「人生はイエスノーゲーム」という言葉に通じるものがあるかもしれない。人生を「あえて〜しない」で構築していく。