そもそも人にはできることとできないことがあって、普通の人ができないことをやってのけるのが本当のリーダーです。
これはいい言葉だと思う。私はいままでよく「皆がリーダーになる必要はない」という言い方をしていたが、上記引用の方がロジカルで適切だと思う。すなわち、「皆ができないことをできるのがリーダーである」という定義を取るのであれば、「皆が、皆ができないことできるよう(=リーダー)になることはできない」が論理的に正しい。
話は変わるが、リーダーがいない場合、つまり誰も解決できない問題がある場合どうするのかということは下記記事に書いてある。
すなわち、局地戦のリーダーシップ、トヨタの中主査・小主査みたいな話です。むしろ世の中の大半のことはいかに局地で善戦しながら「風が吹いた時に凧をあげる」という気持ちで待てる人を増やすかという話だと思う。「果報は寝て待て」ではなく、「果報は鍛えて待て」なのである。
鍛えるにあたって、「畳の上の水練」はありえないので、限られた人、モノ、カネで現実のケースを通じて鍛えているということかと。