怒りに向き合ってみようかと。
ヨーロッパ体験を通じて私は「怒らない男」から「怒る男」に大変身していたのです。
p. 7
なるほど。
ある種の人は怒りを消してゆくことに膨大なエネルギーを注ぐ。
p. 25
なるほど。
積極的に悪行を為さないからといって、それで善いことにはならない。
p. 47
なるほど。
すべての怒りは、ーわれわれが営むほかのすべての物事とおなじくー絶対的には正しくない。だから、怒らない人が絶対的に正しいとも言えない。
p. 50
なるほど。
私の一貫した信念は、怒りを消さないこと、怒りを忘れないことです。
p. 91
これは昔、お世話になった方にも言われたことがあるな。
相手に伝達する怒りは、ナマのままでいいわけではない、といってまったくの嘘でもない。
p. 118
なるほど。
面白くて一気に読み終わってしまった。本当に想像以上に面白かった。一言でまとめると私はまだまだ人間に対する理解が足りないと思い知った。