三津石智巳

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曖昧性と仮面ライダービルド

今朝は落し物をしたと思いきや机の上で見つかるという経験をした。見つかったので良しとしよう。

この後は電車であいまいの知を読むつもりだ。この本を借りた理由は曖昧性というものがこの先重要なスキルになるのではないかと考えているからだ。未知の領域や計画が難しい領域でいかに曖昧さに耐えながら事業を推進していくか、そういったことを学びたいと思っている。

それにしても今晩はずいぶん冷え込んでいる 暖かい布団を出して 寝たい。

プログラミングをしていると 現実世界の全てが合理的で はっきりくっきりと 整理されていることを期待してしまうことがある。時にこの考え方が 壁を作るような気がしていて、最近悩むことがある。曖昧の知を身につけることによって 不確実な曖昧なものをそのまま使うという技法を身につけたいと思っている。

曖昧の家を早速読み始めたが大江健三郎氏の著作が引用されていてまず好感を持った。河合隼雄氏はラブという薬の中で参考文献に挙げられていてから興味を持っている。まだ数ページ読んだだけだか面白そうだという予感がしている。 曖昧という言葉を聞いて思い出すのは 人事評価の曖昧と納得という本だ。

曖昧性を包含したまま物事を進めるというのは どういうことなのだろうか 一番の疑問はどうやって曖昧性とリーダーシップを協調させるかということだ パッと考えてみても曖昧なリーダーの下で人がついてくるようには思えない。

もしかするとリーダーシップというよりもファシリテーションといった領域の話なのかもしれない そもそもリーダーシップという概念が 明確でクリアという価値に重点を置いているように思う。

今の組織で 協調やファシリテーションという価値を 推し進めるためには メンバーの価値観を根底から変える必要性がある。そのような価値観の変換こそが精神発達理論で言うところの 成長なのだと思う

何かしらの目的のためにメンバー全員の価値観の変容をサポートする気があるのかそういうことが求められているのだろう ではなぜ 個人の価値観の変容を伴ってまでのしたいことがあるのかといえばそれはミッションがあるからに他ならない。

19世紀の知識と20世紀の知識を 仮面ライダービルドがボトルを入れ替えるように 状況に応じて組み替えながら 利用して行く それが今の時代に求められている態度なのであろう。

そのような時代でスペシャリストというのはどういう人材なのだろうか ボトルを次々組み替えて色々なドメインを渡り歩いていくのがジェネラリスト スペシャリストはあくまでひとつのボトルに過ぎないのだろうか。