先週から今週にかけて落合陽一氏の「デジタルネイチャー」を読んでいた。山中伸弥氏が講演で話していたVW(ビジョンとハードワーク)ならぬVVW(ビジョンとベリーハードワーク)を活字にしたような本で非常に面白かった。
中でも面白かったのは言語批判と近代批判がセットで語られる点である。これは珍しい主張だと思う。最近、成人発達理論の勉強をする中で言語に対する強い依存を感じていたので中和剤として読むことができた。
とはいっても、5000年間維持されている言語という仕組みがここ数十年で簡単に淘汰されるとは思えず、私は現実的にはまだまだ言語に依存して活動をしていこうと思っている所存である。
三津石智巳