三津石智巳

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【感想】最新ネットワークアーキテクチャー CLOSネットワークについて解説します。


CLOSネットワークがあまりに分からなくて見つけた動画。

CLOSネットワークとは?

大規模なデータセンターネットワークを作るために、登場した新しいネットワークアーキテクチャー。

Microsoft, Facebook, Google, Yahoo Japan, LINE をはじめ多くの大規模Webコンテンツ企業で運用中。
シンプルな技術を利用することで、 機種を選ばずほぼ無制限にネットワークを拡張できる。

https://youtu.be/sS0pKmqxKjY?t=180

非常にわかりやすいまとめ。やはり今の時代はスケーラビリティが最も優先されるアーキテクチャ特性なのかもしれない。規模というよりデータセンター内通信の多寡が選定基準か?

レイヤー2ネットワーク特有の課題

  • VLANが4096個までしか作成できない。
  • STPブロッキングにより Act/Sby構成にせざるを得ない。
  • メンテナンス時にARP再計算が走り、 スイッチがCPU負荷向上でクラッシュする危険がある。
https://youtu.be/sS0pKmqxKjY?t=1080

課題から入ると分かりやすい。レイヤー2の制約に引っかかるような巨大L2ネットワークが要請されたことにより、ボトルネックを移動させる必要があった。スケールしづらいところを小さくし、スケールしやすいところを大きくするというパターンと考えられる。

安定性があり運用もしやすいネットワーク

自動化システムによるネットワーク運用自動化

https://youtu.be/sS0pKmqxKjY?t=2040

安定しないものに対して自動化はできない。安定させるためには、枯れた技術で容易に組めることが必要が。これがアーキテクチャ。安定しているから、その上で高度自動化のようなチャレンジがてきて競争優位性につながる。

CLOSネットワークそのものについても学びがあったし、技術のイノベーションという観点でも学びがあった。