出口治明氏をロールモデルとしています。氏の著書を一冊オススメするとしたら、著者・執筆協力・編集者が奇跡的な組み合わせの本書をオススメします。
乱暴な表現をすればキャリアプランを作るなら、抜け穴だらけのいいかげんなものがいい。もしなれたらいいな、それだけでいいと思います。
p. 8
肩の力を抜く。
どんな仕事でも合理的な方法論を考え、最上の結果を目指して立ち向かうことです。それを続けていくと、ちょうど食べ物の好き嫌いがなくなるように仕事の好き嫌いもなくなります。
p. 26
同意。矛盾するようだが仕事はどうでもいい。と、出口氏も言っている。
ライフネット生命の創業当時、生命保険業界の尊敬している先輩とお酒を飲む機会ありました。初めて社長になったばかりでもあり、気分が高揚していた私は、ついつい言いました。
pp. 34-35
失敗談を素直に話せるのは美徳よな。
安易な成功事例の踏襲は多くの場合失敗につながります。むしろ失敗した事例を学ぶほうが勉強になります。少なくとも、同じ失敗は減ります。
p. 46
自社・他社のインシデントから継続的に学ぶ仕組みを作りたい。
私は上司が部下に対して、「報告してもらう」「連絡してもらう」「相談してもらう」気持ちでいるほうが、仕事は円滑に進むと考えています。
p. 52
同意です。
大切なことは、国家について会社について自分の信条について、きちんと整合性のある考え方をすることです。その前提の上に立って眼前の現実の状況に対して臨機応変に態度と行動を変化させることが、関係性を考えることであると思っています。
それは主義信条を捨てることでもなく、目先の利益に誘惑されるのでもない、いまできる最適な方向を選択するというリアルな決断なのです。
pp. 142-143
著者の魅力はこの徹底した現実主義だと思う。
①ビジョンを持っている、②論理的に説明し、納得させる説得力を持っている、③スタッフ全員を最後まで引っ張っていく統率力を持っている④スタッフが自分についてきてくれる共感力
pp. 149-150
リーダーシップの条件。