今年の夏休みは哲学本を読みます。これらの本を並列に読んでいきます。世界に対するモデルのズレを修正したい。
(…)
以上のことから、『ツァラトゥストラはこう言った』とゾロアスター教は無関係と考えてもいいのではないかと思うのです。
ところで、ニーチェ超人思想と成長疲労社会については考えたい。
ソクラテスが非常に優れた人物であったことは、確かです。しかしこれまでのように、常人とは隔絶した偉大な人物であったとイメージすることは、プラトンがつくったソクラテス像にいささか踊らされているのではないか、と僕はひそかに考えています。
ソクラテスについてもっと勉強したい人には、『哲学者の誕生 ソクラテスをめぐる人々』(納富信留著/ちくま新書)をお薦めします。
https://calil.jp/book/4478101876 pp. 80-81
こういうオープンさを尊敬する。
プラトンについてもっと勉強したい人には、内山勝利『プラトン『国家』──逆説のユートピア』(岩波書店、書物誕生あたらしい古典入門シリーズ)をお薦めします。納富信留『プラトンとの哲学──対話篇をよむ』(岩波新書)も良書です。なお、岩波書店から『プラトン全集』(全15巻、別巻1)が出ています。読んでみてください。
毎度参考図書がついているの良い。
最後にアリストテレスについてもう少し勉強したい人は、『ニコマコス倫理学』(高田三郎訳、岩波文庫、全2冊)や『形而上学』(出隆訳、岩波文庫、全2冊)と『世界の名著8 アリストテレス』(田中美知太郎責任編集、中公バックス)から始めることをお薦めします。
総じて、ニーチェが私は気になりました。