三津石智巳

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「徹底検証 トヨタ」感想


トヨタ礼賛でない本も読んでみようと思い読む。

「…ツキとか運というもんは、のんべんだらりとしておって舞い込んでくるもんと違いますぜ。ツキや運は日ごろから努力をしている者だけが生かせるんで、そのためには、どんな苦労の連続でもへこたれずに意欲を燃やしてマジメにやっておらんと。ツキや運が回ってきても、ボンヤリしておったんでは、向うから逃げていってしまうもんだ。つかみとらんとあかん。」

p. 23

孫引きすいません。よくある名言だが、人によって運が何パーセントかは異なるだろう。私は99.9%は運派ですが、残りの0.1%のために日々努力するのが区ではないタイプだと思います。

人生というものは九九%、いや九九・九%、思うようにはならない。成し遂げたい事があっても達成できないままに死んでいく人が、むしろ普通なのです。歴史や伝記を読めば、そのことがよくわかります。しかし、そんな人生の中でもわずかに残された0.1%の可能性を信じて挑戦し続けなければ、未来永劫、何かを成し遂げることは出来ません。人が思わなかったことは、100%実現しないのです。

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そうですね。

従業員が自発的に会社側に協力して改善に努めるようにするため、すべての労使間の問題を話し合いによって協力することを約束する労働協約を1974年2月締結した。

p. 28

会社側に協力するには協約が必要だとは知らなかった。

スーパーマーケットは顧客が必要とする商品を必要な時に必要な量だけ入手できるようにしているのだが、このスーパーマーケットを生産ラインにおける前工程とみてはどうか、と彼は考えた。

p. 51

どこかでは聞いたことのあった話かもしれないが、改めてトヨタ生産方式イノベーションなのだなと。

トヨタ自動車に限らず日本の自動車メーカーは一般的に内製率が30%程度といわれ

p. 76

なるほど。

 

読み終わったが、一番興味深いのは、なぜ理念がどんどん濁っていってしまうのかということだ。これは、人間社会の避けられない法則なのか、仕組みで回避できるのか。

やはり、ハンナ・アーレント全体主義の起源」は一度読むべき本に思われる。