今日もメンバーとの面談から1日を始めた。そこでは、等級の期待役割に基づいて情報収集の行動についてフィードバックを行った。具体的には、単に要素技術のサマリーを作るにとどまらず、各技術がどのように部門で利用されているかという視点を取り込むようにアドバイスした。また、応用的には要素技術のうち部門で活用されていない視点や、そもそも部門でまだ誰も使っていない要素技術について自身の意見をまとめるようにアドバイスをした。このフィードバックはあとから振り返ると、主に改善のコンピテンシーから導かれているように思う。
その後では、プリンシプルの1つである日々改善日々前進について具体的行動例とともに説明した。うまく説明できたのかわからないが、このプリンシプルは無理をしろということをいっているわけではないということが説明したかった。イノベーションには挑戦が欠かせない。これは打席に立つことに例えてもいい。だからといって無謀に挑戦するということではない。むしろ、用意周到の価値に強く紐づくプリンシプルであることが求められる。これは、持続可能なペースで高品質なソフトウェアを作るというエクストリーム・プログラミングの考え方に近い。
用意周到と信念不抜の価値は相互補完的である。目指すべき山、もしくは目指すべき月が高くて遠いのであって、エベレストにスニーカーで登ろうという話ではない。人によっては素人思考玄人実行のほうが伝わりやすい言葉かもしれない。
話を戻すと、日々改善日々前進について説明するにあたってスケジュールの例を出した。まずどんなタスクでも計画を立ててみる。計画を遂行しようとしてみる。計画を達成できてもできなくても振り返りをする。ケーピーアイとケージーアイ両方できていたら喜ぶ。どちらかができていなければ理由を考える。ここまで説明できればよかったが今朝は思いつかなかった。来週はPDCAサイクルと言う枠組みで話してみようと思う。
その後はリクエストとの圧縮について話を進めていた。要求があいまいだったので、進行を止めて正解だったと思う。
その後はチームまたぎの課題会議に参加した。必要があれば呼んで方式にしたいものである。もう昼になった。
午後はAJPプロトコルの調査に時間を使った。メンバーの調査が私より一枚上手でさすがだった。
最後に少しだけ来期の目標について思考の時間を取ることができた。全行動の高品質化というテーマがクリアになってきた。
三津石智巳